【サーフェイサー】ちょいサフ捨てサフを使って時短しよう
前回ではサーフェイサーの役割を説明しましたが、
今回は実際にどのように使うかを簡単に解説してみたいと思います。
もくじ
やすり掛けはとっても大変
基礎編のまとめでサーフェイサーを使わなくても塗装はきれいに仕上がると言いましたが、
れだとなんでサーフェイサーなんてあるの?
プラモ業界の陰謀論か…?もちろん違いますよ。
前回の記事でサーフェイサーの目的が細かいキズを埋めることと言いました。
だいたい1000番くらいのヤスリで磨けば塗装時にキレイに仕上がりますが…
240、400、600、800、1000…と順番にやすりをかけていく必要があります。
しかも前の番手でやすった個所を確実にやすってあげようとすると、
すでにやすってあるエリアよりも外側まで磨かないといけないため、
回数を重ねるにつれてやすり掛けエリアが広がってしまうんです。
外装など丁寧に仕上げたい場合はモチベーション保てるかもしれませんが、
内部メカなど全て磨いて仕上げるのは相当骨が折れます…
大型のMGガンプラなんかだと尚更ですね。
ちょいサフで時短しよう
そこでサーフェイサーの出番です。
もちろん事前にやすりがけしてあげる必要はあるのですが、
600番くらいまで仕上げればサーフェイサーで十分埋まっちゃいます。
1000番までやすること考えたら大分楽になりますね。
やすったところをサッと薄めにサフ吹いてあげるとキズが埋まったかどうか、
大きいキズが付いてないか確認できます。
このまま部分的にサフ吹きを終わらせても構いません。
上から塗装する色が薄くなければこれで十分重ねて塗っていけると思います。
一般にサーフェイサーは塗膜が厚くなりがちなので、
あんまり塗装を重ねるとモールドも消えてしまうので注意が必要です。
心配ならタガネなどを使ってモールドを深くすることも出来ますが、簡
単に済ますにはなるべく薄く吹いて影響を小さくしましょう。
捨てサフで十分と割り切るのも大事
まだキズが残っていればパテで埋めたりヤスリをかけて行きます。
この状態のまま終わらせることを捨てサフと言います。
塗料を乗りやすくするための下地処理というよりは
キズなどの表面の状態を確認するためなので、
キズがなくなったことが確認できたら追加のサフは吹きません。
あとは表面の汚れをきちんと落としてから好みの色に仕上げて行きます。
余談ですが、私はガイアノーツのメカサフを使っています。
通常のサ―フェイサーよりも色味が濃いのが特徴で内部メカや関節部などにそのまま使えちゃいます。
単純に私がこの色味で満足しているので、表面が仕上がっていればそのままメカサフで塗装もOK。
まとめ
もちろんせっかく買ったキットだから丁寧に作りたい!という思いはありますが、
ゲート処理や合わせ目消しはやり込めばやり込むほど時間がかかってしまう作業です。
しかもフレームやメカ部は組立工程の都合上外装よりも最初に作っていきます。
ここで力尽きて本当に綺麗に作りたかった場所に全力を遣えないのはもったいないですよね。
前の記事でサ―フェイサー吹かなくてもよいと言いましたが、
必要に応じて上手いこと利用して簡単に仕上げていくことができます。
私の経験上、サ―フェイサー全体に吹いちゃうと
それだけで引き締まって見えるので満足しちゃうケースもあるんですよね。
それを防ぐためにも、サ―フェイサーにこだわりすぎず、
どんどん工程を進めていくことが大切ですね。